”ルグラ” フラワーベース.6”Legras” Flower Vase .6
From : France
フランス アールヌーヴォー期のガラス細工・巨匠
"Legras (ルグラ) "のエナメル彩のフラワーベースです。
こちらは「Mont Joye Legras(モンジョワ)」の名称がついた
1900年代頃の”Pigeon Blood”という名の作品で
製作数も少なくルグラの中でもカタログなどにも
掲載されている、希少な作品となっております。
新しい折衷スタイルが流行したヴィクトリア様式の
デザインで、日本や中国で見られるような花や紋章の
ような絵柄が、鮮やかな色彩とゴールドのエナメル彩で
立体的に描かれており、透明度の高い赤いカラーガラス
とのコントラストに見入ってしまうほどの美しさです。
また、トップからボトムにかけて細くなり、くびれからふんわりと
裾広がりに膨らむフォルムがとても美しく
また、コート・ヴェニシエンヌというヴェニス風ストライプとも
呼ばれるガラスの内側を縦縞上に軽く波打たせた手法が
施されており、細部にいたるまで拘りを感じられる逸品です。
同じデザインで状態違いのものが1点ございます。
とても古いものなので、金彩の擦れや色褪せ
内部底部分に黒ずみ汚れ等がございます。
アンティークならではの風合いとしてお楽しみくださいませ。
● Legras(ルグラ)
Auguste Jean Francois Legras(オーギュスト・ジャン・フランコイス・ルグラ)は
1864年に”Legras & Cie” を創業し、アール・ヌーヴォー期に
アートグラスの先駆者として多くの製作者に影響を与えたとされており、
1899年と1900年のパリ万国博覧会で大賞を受賞したのち、数々の展覧会で賞を受賞。
その後、当時のフランスガラス産業に大いに貢献したことが認められ、
レジヨン・ドヌール勲章を授けられてナイトの称号を与えられました。
商品はアンティーク品のため、お写真では伝わり難い色褪せや
小傷、擦れなどがございます。
追加のお写真をご希望の方はお気軽にお問合せくださいませ。